「津久井やまゆり園」に関する事件への声明文
平成28年7月26日未明に障害者施設「津久井やまゆり園」にて、多数の入所者が
殺傷されるという痛ましい事件が発生しました。
お亡くなりになられた方々に対し、心よりご冥福をお祈り申し上げるとともに、
ご家族のみな様及びご関係者の方々に対し、
心よりお悔やみ申し上げます。
また、被害に遭われた方々の一日も早い回復をお祈りいたします。
今回の事件により、私ども発達障害当事者も大変な衝撃と大きな不安を受けて
おります。このような事件が再び起こらぬように、また発達障害当事者に対して差別や
偏見が起こらぬように、この社会に暮らすすべての人々が発達障害に対する正しい理解を
深めていけるようにしなければなりません。
そのためにも、私ども発達障害当事者協会は、発達障害のある人もない人も共に社会で
生き生きと暮らしていける共生社会づくりを目指して、当事者の『声』を集め、社会に対して
発達障害への理解を深める活動を今後とも続けて参ります。
併せて、今回の事件で、発達障害を含む精神障害者に対し、差別や偏見が助長され
ませんよう、マスコミのみな様には、充分の配慮をお願いしたいと思います。
平成28年7月30日
発達障害当事者協会
代表 新孝彦