発達障害を支援する国会議員の会会長より、メッセージをいただきました。
この度、発達障害者当事者協会が発足され、本日は記念すべき設立総会が開催されるとお聞き致しました。ご盛会を心よりお慶び申し上げます。
皆様方におかれましては、日頃から菊田史子代表を先頭に当事者として患者さんの声を医療に反映させるべく様々な活動にご尽力いただいておりますことに対しまして、心から敬意を表する次第であります。
本日、こうして皆様が一堂に会され、これからの目標や社会的使命を確認し合うことは、誠に意義深いものと存じます。
これまでの経緯を少し申し上げますと、発達障害に対する包括的な支援体制を構築するため、議員連盟を設立し、その議員連盟で起草したのが、今日の発達障害者支援法でございます。成立したのが平成16年でございますので、施行から約10年が経過致しました。
その間、様々な支援体制を構築して参りましたが、まだまだ支援の道は道半ばでございます。議員連盟として、この10年を総括し、現実に即した支援体制をどうしていくのか、どのように改善するべきなのかを現在検討しています。
発達障害のある方々が一人ひとりの力を発揮でき、安心して暮らしていける社会を実現するために、今後も議員連盟として精力的な活動を行っていく所存でございますので、引き続きのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い致します。
結びに貴会の益々のご発展とご参会の皆様方のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。
発達障害を支援する国会議員の会会長
元厚生労働大臣
参議院議員
尾辻 秀久