【開催報告】 (第6回)「発達障害当事者会フォーラム2024」in 東京

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開催概要

  • 行事名:発達障害当事者会フォーラム2024 in 東京
  • 日 時:令和6年9月22日(日)
  • 会 場:国立オリンピック記念青少年総合センターセミナーホール
  • 後 援:厚生労働省・東京都・(一社)日本発達障害ネットワーク・朝日新聞・(一社)日本自閉症協会・NPO法人東京都自閉症協会・成人発達障害支援学会・朝日新聞厚生文化事業団(後援・助成)
  • 参加人数:220名
  • 来 賓:発達障害を支援する国会議員連盟 尾辻秀久顧問(前・会長)・川田龍平副会長・阿部知子副会長・佐藤英道副会長・山本博司事務局長

セッション1 「当事者会のこれから、、、」

過去5回のフォーラムを実施してきた中で、運営協力をしてもらった会を中心に発達障害当事者の意見を集約するための全国ネットワークを作ろうという動きが出てきました。

今回のフォーラムでは、ネットワークをどのように作るか、ネットワークをどう運営していくか、ネットワークでやりたいことは何か、そして今年は発達障害者支援法制定20年の節目なので、その節目に思うことについて、ネットワークを作ろうとした6団体の代表者に集まっていただきディスカッションを行いました。

セッション2 特別講演 「発達障害者支援法20年のあゆみ」

(一社)日本発達障害ネットワークの理事長、市川宏伸先生に特別講演をしていただきました。
発達障害者支援法が制定された経緯や、これまでの発達障害支援がどのように変化してきたのか、様々な法制度の改正についてご講演いただきました。

最後に、市川先生は「当事者がバラバラに意見を言うのは良くない。大同団結して頑張らないと社会は変わっていかない」と締めくくられました。
発達障害者が様々な支援を受けられるようになった経過と歴史を学ぶ、とても良いご講演でした。

セッション3 歴代発達障害者支援室担当官によるトークセッション


歴代の発達障害者支援室の担当官5名に集まっていただき、それぞれの時代にどのような施策を行ってきたか、担当官時代のエピソードも交えてお話をいただきました。

多くの参加者が、障害者事業所の現場で活躍していた人が専門官に抜擢されたことを初めて知り、驚いていました。

セッション4 発達障害者支援法20年経過しての実感

親の立場から(一社)日本自閉症協会の今井副会長、当事者の立場からNeccoカフェの金子さんに対談をしていただきました。

発達障害者支援法が制定されてから20年経った今だからこそ言える感想や、これから取り組むべき課題についてお話しいただきました。

セッション5 「当事者と歴代厚生労働省担当官との対話」

歴代発達障害者支援室担当官との対話では、あらかじめ当事者会側から出した5つの質問に対して担当官側から回答がありました。
それに対して、当事者会側から意見を述べるというスリリングな対話交流を行いました。

行政でできること、できないこと、ネットワークをどう作っていけばよいか、意見集約をどうやって拾えばよいのかなど、忌憚なく話し合いました。医療モデル・社会モデルについても話題が出ました。

セッション6 つぎの10年を見据えて今後どう進んで行けば良いのか

最後のセッションでは、これから先の10年を見据えて、何が必要なのかについてまとめました。
当事者がバラバラでは良くない、一致団結して意見を集約し、協力していくことの重要性について考えました。

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